仲間と一緒に可能性が広がる勝川のコワーキングスペース 株式会社Room8【東海シェアオフィス探訪】
2021.08.02
コワーキングスペース「Room8」は2014年4月に勝川駅の近くにオープンしました。
そして開業から7年目となる2021年2月に、
勝川駅前にある「ネクシティパレッタ」1Fの「コミート」内に移転し、
リニューアルオープンしました。
このたび、株式会社Room8代表取締役の鶴田賢太さんにお話を伺いました。
――鶴田さんはどのような経緯でコワーキングスペースの運営に
携わることになったのですか?
鶴田)学生時代に税理士を目指したことがあり、簿記1級の資格をとりました。
名古屋の情報通信関係の会社に経理職で入社しましたが、
あるとき、知り合いが起業することになり、
経理とPCができる人を探していたことから、私も手伝うことになりました。
その後、保険代理店の仕事なども手掛けました。
2013年頃、当時名古屋市内で最大規模のコワーキングスペースに
何度か訪れる機会がありました。
カフェ風のおしゃれな内装で、遊び心がある斬新なデザインのスペースに
驚きました。
「このような場所が地元の春日井市にもあったらいい」と思いました。
春日井市への出店意向を社長に聞いてみると、
「自分で作ってみたら?」と言われました。
それをきっかけに、自分でコワーキングスペースを作ることを決意しました。
そして、2014年4月に勝川駅の近くのビル内にRoom8をオープンしました。
――「Room8」という名前にはどのような意味が込められていますか?
鶴田)「8」という数字は横にすると「∞」(無限大)になります。
また、仲間を表す「ルームメイト」と「エイト」を掛けました。
「仲間と一緒に、可能性が無限に広がる場所」という意味が込められています。
――2021年2月の移転・リニューアルはどのような背景がありましたか?
鶴田)「ネクシティパレッタ」の1Fがリニューアルされ、
「地域コミュニティを育む」というコンセプトの施設
「COMEET」(コミート)が作られることになりました。
Room8はCOMEETのコンセプトと親和性があったため、
ネクシティパレッタを運営するまちづくり会社から、
テナントの1つとして入居をお声がけいただきました。
勝川がもっとおもしろくなるチャンスだと思い、移転することにしました。
――新しいオフィスはどのようなところが見どころですか?
鶴田)移転により、前のオフィスの1.5倍ぐらいの広さになりました。
天井が高いため、もっと広く感じられるかもしれません。
外から中が見えるように、壁で仕切っていないため、開放感があります。
内装は温かみを感じられるよう、木の素材を多く使っています。
机は大きな一枚板に脚を取り付けて作りました。
板は知り合いの木材業者からプレゼントしてもらったものです。
このような机を使っているコワーキングスペースは珍しいと思います。
天井がスケルトンになっていて、普通の照明では味気がないため、
照明は装飾性が高いものを使っています。
――Room8はどのような人が利用していますか?
鶴田)個人事業主の方が多いです。
最近はコロナ禍でリモートワークをする方も増えてきました。
私としては、起業した人や事業をしている人など、
面白い人がRoom8に集まり、ここから面白いことが広がっていく
きっかけの場になってほしいと思います。
――会社としてのRoom8は、コワーキングスペース以外に
どのような事業を行っていますか。
鶴田)起業のサポートや、ウェブサイト制作、システム開発などを手掛けています。
Room8の利用者が起業するときや、ウェブサイトをつくりたいというときに、
サポートすることができます。
――会員同士の交流はどのような状況ですか?
鶴田)コロナ禍の前は、毎月1回、懇親会をしたり、
講師を呼んでセミナーを開催したりして交流の機会を設けていました。
しかしコロナが広がってから、人が集まるイベントの開催は見合わせています。
早くコロナ禍が収まり、懇親会やセミナーを再開できることを願っています。
――ありがとうございました。
【株式会社Room8 会社概要】
会社名:株式会社Room8(カブシキガイシャルームエイト)
会社設立:2016年6月
所在地:〒486-0945 愛知県春日井市勝川町7-37 ネクシティパレッタ 1F
連絡先:info@room8.co.jp
代表者:代表取締役 鶴田賢太
事業内容:コワーキングスペースの運営、Webサイト制作事業、
アプリケーション開発事業、システム開発事業、法人設立サービス
URL:https://www.room8.co.jp/
著者・編集・写真
東海最前線編集部