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東海最前線

名古屋中心部に約20年ぶりに外資系シティホテルが開業、コートヤード・バイ・マリオット名古屋

2022.03.09

店舗・施設

ここが最前線:最先端のAV機器が使える宴会場を備えた名古屋都心のインターナショナルホテル

2022年3月1日、世界有数のホテルチェーンであるマリオットグループのブランド
「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」がオープンしました。
ロケーションは、名古屋市中心部の伏見・納屋橋エリア。

コートヤード・バイ・マリオットとしては、日本国内6軒目。
主なターゲットはビジネス客。
宴会場、会議室、ラウンジ、ジムなどの充実した設備があります。
カンファレンスやミーティング、出張時の宿泊などに適しています。

もちろん、名古屋地域の観光客の宿泊にも適しており、
ウェディング、パーティーなどにも活用できます。

名古屋で実に20年ぶりの開業となる、
宴会場を備えた外資系シティホテルを紹介します。

各界の関係者が参加したグランドオープニングの様子

 

「コートヤード・バイ・マリオット」とは?

コートヤード・バイ・マリオットは、マリオット・インターナショナルの中でも、
ビジネス旅行者などをターゲットにした比較的カジュアルなホテルのブランドです。

シェラトンやリッツカールトンなど、約30のブランドで特典を受けられる
マリオットボンヴォイのホテルプログラムを使用することができます。

東海地方では、フォーポイントバイシェラトン名古屋中部国際空港、
名古屋マリオットアソシアホテルや、道の駅などで展開している
フェアフィールドがプログラムに参加しています。

フロント

 

オンタイムの疲れを癒やし、明日への活力を養うための設備やサービスが充実しており、
スタイリッシュで洗練されたデザインもポイント。

コートヤード・バイ・マリオット名古屋では、和のテイストや素材を活かした
インテリアが並べられ、愛知県内の有名作家による陶磁器や織物、
そして古今の名古屋の街角写真がホテル内のあちこちにあしらわれています。

フロントの壁面には、名古屋城の瓦屋根をイメージしたデザインが取り入れられ、
シックでクールな印象です。

安心の出張や、ゆったり観光を支えるホテルステイ

360室の客室は、スイートを含む5タイプ。
車椅子などで利用しやすいアクセシブルルームが4室、
隣接する客室と行き来できるコネクティングルームは16室用意されています。

木の風合いを生かした内装は落ち着いた雰囲気で、
全室に地元の有松絞りのクッションが置かれ、
スイートルームには東海地方の窯元の茶器が置かれています。

リバーサイドビューの部屋からは堀川を見下ろすことができ、
名古屋の街の風情を感じられることでしょう。
春には、川岸を彩る桜も楽しめそうです。

リバーサイドビューのスイートルーム
東海地方の窯元の茶器

 

ダイニング「CRUST」では地産地消の素材を取り入れたメニューを、
ライブキッチンから提供します。うなぎ、きしめん、赤味噌など、
名古屋メシの要素を取り入れたメニューは、観光客も大満足の一品ばかり。

ロビーラウンジ「THE LOUNGE」にはバーカウンターも完備しており、
人気のビールやドリンクがビジネスや観光の疲れを癒やしてくれそうです。
アフターヌーンティーを囲んで語らうこともできます。
ラウンジのソファは電源とUSBのプラグがあり、
コーヒーを片手に仕事をすることもできます。
柔軟に活用できるラウンジになっています。

ダイニング「CRUST」
地元食材を生かしたメニュー

 

ホテルステイ中の、フィットネスジムの利用もおすすめ。
気分転換や体調維持に最適なカーディオマシンや、
ウェイトトレーニング機器が備えられています。
24時間営業なので、仕事の後に汗を流す人も朝活派も、
ルーティーンを変えずに名古屋ステイを楽しめそうです。

バーカウンター
 

 

充実したビジネスミーティングも、センスあふれる結婚式も

500名の収容が可能なセントラルボールルームをはじめ、
5つの宴会場・会議室があるので、ビジネスミーティングやイベント、
結婚披露宴などの催しを開催することができます。

セントラルボールルームは最先端のAV機器を備えており、
様々なイベントの演出を可能にします。

ボールルームで行われたレセプション(写真提供:コートヤード・バイ・マリオット名古屋)

 

ホールには可動式の壁があり、フレキシブルな会場アレンジが可能。
通路部分のホワイエもゆったりとしているので、
ここでコーヒーやカクテルを振る舞って、
より魅力的なイベントへと仕上げることができそうです。

結婚式は、カジュアルとラグジュアリーを合わせた造語“ラグジュアル”を合言葉に、
洗練されたクールなウェディングを目指します。
会議やイベントを開催し、もしくは参加し、立ち寄る場所としても、
十分なキャパシティと対応力を持ったホテルなのです。

ボールルーム(宴会場)

 

ビジネスや観光をする国内外の人たちの助けとなるホテル

コートヤード・バイ・マリオット名古屋のロケーションは、
読売新聞中部支社の跡地。同支社の移転に伴い、コンペティションを行い、
最も魅力的なプランが採用されました。
積水ハウスがこのプロジェクトマネジメントと建設を担い、
運営をマリオット・インターナショナルが担っていきます。

東海地方には世界を代表する自動車メーカーをはじめ、
国内最大の製造業の集積地帯です。
国内外からのビジネスマンの往来も盛んで、
快適で利便性の高いインターナショナルホテルの需要があります。

2022年にはジブリパークの開園、2026年にはアジア競技大会の開催、
リニア新幹線の開業も見込まれています。
コロナ禍が落ち着いた暁には、インバウンド需要も見込めます。

コートヤード・バイ・マリオット名古屋は、
名古屋・東海地方でビジネスをしたり、観光したりする
国内外の人々の助けとなることでしょう。

 

取材・文・撮影:鈴木 満優子

編集:東海最前線 編集部