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「オータムフェス 夢の学校」でシンガーソングライター・川嶋あいさんが豊田市の高校生に応援ソングでエール

「オータムフェス 夢の学校」とは?

愛知県内の各自治体で、今年は9月28日から11月30日までの約2ヵ月にわたり、「地域別県民文化大祭典2019」が開催された。これは、私立高校の教育環境を向上させるため、「地域別県民文化大祭典2019実行委員会」、「私学をよくする愛知父母懇談会」、「愛知県高校生フェスティバル実行委員会」、「NPO法人アスクネット」、「愛知私学助成をすすめる会」、「愛知県私立学校教職員組合連合」が主催となり、県や各市町村・市町村の教育委員会が後援となって毎年行われているイベントだ。

そして、主に私学の生徒・父母・教師と市民が中心となる「オータムフェスティバル実行委員会」というボランティア組織を結成し、愛知県内39会場でイベントを企画運営する。

その目的は、教育格差を是正し、私学教育の役割を啓発することだ。私立高校は家庭の所得によって、約5万円から65万円の学費(初年度納付金)が発生する。私立高校に進学したくても、家庭の事情で諦めている子どもたちが実在するため、こうした格差の是正が求められている。

フェスティバルでは、会場ごとに文化人や芸能人、教育者などゲストを招いたライブや講座、トークショーを開催。また地元の学生による出店や、ダンス、吹奏楽、和太鼓などのステージも繰り広げられる。
イベント中には、「公平な教育」や「生徒が主人公の学校」を実現するための署名活動や募金活動も実施。私立学校が直面している私学助成の問題点について考えるイベントなども行われた。

公式サイト:https://autumnfes.net/home/

 

シンガーソングライター・川嶋あいさんが豊田大谷高等学校でライブ、応援ソングでエール

「オータムフェス 夢の学校」の一環で、シンガーソングライターの川嶋あいさんが11月17日(日)、愛知県豊田市の「学校法人尾張学園 豊田大谷高等学校」でライブを行った。

このようなイベントは、生徒や父母などで組織される「オータムフェスティバル実行委員会」が企画し、出演ゲストなども実行委員会が考え、推薦する。今回の川嶋さんのライブは、西三河エリアの豊田会場である豊田大谷高校の父母会から声があがり、実現した。

豊田大谷高校の体育館には生徒や保護者、市民ら約400人が集結。ステージに1台置かれたキーボードの前に座った川嶋さんは、「皆さんに会えるのを本当に楽しみにしてきました。皆さんに幸せな時間を楽しんでいただけるように歌います」とあいさつ。代表曲である「旅立ちの日に」や「明日への扉」を弾き語りで熱唱した。

また「高校生や保護者の方がたくさんいるので、私から皆さんへ応援ソングを贈ります」と、2009年に発売した応援ソング「大丈夫だよ」も披露。「学校や仕事で毎日忙しく過ごしている人もいると思います。何かに失敗してしまったり、つまずいてしまう時もたまにはあります。そんな時は、『失敗は問題ではない。失敗した後にどうやって立ち上がっていくかが大事』ということを思い出してほしい。しんどい時やいろんな瞬間の中で、『がんばれ』という言葉ではなく、『大丈夫だよ』という言葉を思い出してほしい」と高校生たちにエールを送った。川嶋さんのやわらかな歌声に聴き入った高校生からは拍手が沸き起こった。

さらに、アンコールでは合唱部のメンバーと「旅立ちの日」を共演。川嶋さんのピアノ演奏にのせて、高校生たちのフレッシュな歌声が体育館を包んだ。

 

川嶋あいさんに聞く、これからの挑戦や、東海地方の印象

今回、ライブを終えた川嶋さんにお話を伺うことができた。ライブやキャンペーンなどで何度も東海地方を訪れている川嶋さんに、「オータムフェスティバル」に出演した感想や、東海地方の印象などをインタビューした。

――ライブお疲れ様でした。「オータムフェスティバル」に出演されていかがでしたか?

川嶋あい(以下:川嶋))愛知県でのオータムフェスティバルに初めて参加させていただきましたが、先生方や保護者の皆さんが協力しあいながら、企画や運営をすべて行っているその一生懸命な姿にとても感動しました。

――今回は高校生たちと共演もしましたね。

川嶋)生徒の皆さんもとても純朴で、まっすぐな瞳の高校生たちばかりで、優しくあたたかい時間を過ごさせていただきました。

――昨年2018年にデビュー15周年を迎えました。路上ライブから始まったシンガーソングライター人生を振り返っていかがですか?

川嶋)私はストリートライブから始まった音楽人生で、路上で歌い続けていた日々がなかったら、この15年の道のりを歩むことができなかったと痛感しています。あのときに出会った人達や、自分自身が受け取ってきた感情の一つひとつが、デビュー後の音楽制作につながっています。

――これからどんなことに挑戦してみたいですか?

川嶋)人の人生も誰かとの出会いも、その時にしか訪れない一期一会で成り立っていると思っています。そんな一瞬をどう生きるか。大切な人とどう向き合っていくか。そんな自問自答するテーマをこれからも作品に昇華し、表現していくことに挑戦していきたいです。

――東海地方には、ライブやキャンペーン、イベントなどで何度か来られています。東海地方や東海のファンの方達の印象はいかがですか?

川嶋)東海エリアの方々は、初めに受け入れてもらうまでには少し様子をうかがっている空気感があります。でも、受け入れてもらえたらずっと変わらずにあたたかく応援してくださる方が多い印象を持っています。なので、ライブの盛り上がり方も前半は静かで、最後はものすごく熱い声援と拍手をいただけます(笑)

――好きな名古屋飯などはありますか?

川嶋)私は手羽先が大好きで、東京に日帰りで戻らないといけないことになっても、必ず手羽先をお持ち帰りして食べていました。1人で4人前は食べてしまいます(笑)。

――泊まりなどで東海地方にいらした時はどんな風に過ごしていますか?立ち寄るお店や楽しみなどはありますか?

川嶋)食べることが好きなので、ご当地グルメがあるお店に行くのが楽しみですね。特に地元の方にリサーチをして、おすすめされた居酒屋さんに行くのが大好きです。その地域の方が日常的に使われているお店に行って、ご飯を食べてお酒を飲んだりすることが一番楽しくて気持ちいいですね。

――最後に、東海地方の皆さんにメッセージをお願いします!

川嶋)ずっと応援してきてくださった方、そして初めましての方ともライブで少しでも深くつながっていけたらうれしいです。ライブツアーでまた東海エリアにお邪魔させていただきたいと思っていますので、その時はぜひ遊びにきてください!!

――ありがとうございました!

 

川嶋あい〜プロフィール
1986年2月21日福岡県生まれ。シンガーソングライター。
路上ライブなどを経て、2003年に「I WiSH」のaiとして人気番組の主題歌「明日への扉」でデビュー。2006年からは本格的にソロ活動をスタート。2018年にデビュー15周年を迎えた。
代表曲は「My Love」「compass」「大丈夫だよ」「とびら」など。特に「旅立ちの日に・・・」は卒業ソングの定番曲として大人気を誇る1曲となっている。
個人のライフワークとしてボランティア活動などにも積極的に参加しており、海外での学校建設や、東日本大震災の復興支援「Tattonプロジェクト」にも参加している。
公式サイト:http://kawashimaai.com/

~リリース情報〜
2019年11月29日(金) 川嶋あい8月20日開催のワンマンライブ「Ai Kawashima 17th LIVE 歌園 -UTAZONO-」ライブDVD Amazon限定盤にてリリース!

イベント名:「地域別県民文化大祭典2019 オータムフェス 夢の学校」
公式サイト:https://autumnfes.net/home/

 

著者:コティマム(ライター)

30代1児の母。元テレビ局の芸能記者。東京のマスコミ業界で10年以上働く。現在は在宅のフリーライターとして、育児と両立できる「新しい働き方」を模索中。在宅やフリーランスの働き方について、ブログ「コティマガ」でつづっています。
ブログ「コティマガ」:https://cotymagazine.com/